9.1. 第8版の主な変更点¶
次はBlackPoker第8版における主要な変更点です。 8.1の変更点は (8.1) として記載しています。
9.1.1. アクションの定義の変更¶
B・Jのコスト、効果を見直し
クローズのコスト、効果、キーカードを見直し
9.1.2. 能力の解釈を変更¶
第7版では、能力は「常在型能力」と「誘発型能力」の2種類が定義されていました。
第8版では、能力の解釈を整理し、アクションに「起動条件」と「誘発条件」を追加することで、能力は常在型能力のみを指すものとしました。
この変更により、エクストラリストに大きな影響が生じたため、第8.0版ではエクストラは一旦非表示としています。 なお、コアルール内において能力の影響範囲についての記載を追加しています。
第8.1版では、エクストラをフレーム化して切札を復活させました。(8.1)
9.1.3. フォグ領域追加¶
新たに「フォグ領域」を追加しました。 この領域は「アップ」「ダウン」などターン終了時まで持続する効果を配置するためのもので、効果が視認しやすくなります。
領域追加に伴い、新たにフォグリストも導入しました。
9.1.4. 用語追加¶
ルールの分かりやすさ向上を目的として、以下の用語を新たに導入しました。
- 【キャラクター関連】
ラベル
サイズ
- 【アクション関連】
リクエスト
トリガー
スピード
起動条件
誘発条件
- 【コンポーネント関連】 (8.1)
コンポーネントキーカード
ユニットカード
キャラクターキーカード
フォグキーカード
切札キーカード
9.1.5. オプション削除とフレームへの統合¶
第7版では対戦レギュレーションにオプションが存在していましたが、 第8版ではオプションを削除し、各フレームに統合することで全体の遊び方の整理を図りました。
また、新たな構築要素として「ストラテジー」を導入しています。 結果として、フレームは以下の4種類のみとし、その他は廃止しました (8.1でエクストラを追加)。
エントリー20
パック
レアパック
ストラテジー
エクストラ (8.1)
さらに、ハーフ系が廃止されたため、マッチに関する説明も削除しています。
9.1.6. エクストラをフレーム化 (8.1)¶
第8.0版で削除したエクストラ関連ルールを、第8.1版ではフレーム化し、切札を復活させました。 ゲーム開始の流れがこれまでと異なり、よりスピーディーな展開を楽しめます。
8.1版では「立ち上がる兵」の切札のみ復活し、ほかの切札は順次追加予定です。
9.1.7. 曖昧なルールの明確化¶
以下の点について、ルールの曖昧な部分を明確化しました。
能力の影響範囲をコアルールに明記
誘発チェックのフローを詳細化
コアフロー内で能力を確認するタイミングを追加
共通ルールおよびコアルールにおいて、リクエストの解決が完了するまでリクエストがステージ上に残ることを明記
フォグを配置する際のカードの向きを記載
ステージ上にあるキーカードの配置方法を記載
コンポーネントインスタンスの概念を導入。
コンポーネントインスタンスをユニットに改名。 (8.1)
共通ルールに記載されていた引き分けの記述を修正し、引き分けとならないよう変更
ゲームの始め方をフレーム単位で明確に記載できるよう修正 (8.1)
パック、切札などフレームを含めた全てのコンポーネントを説明する章を追加 (8.1)
デッキの構築条件を明確化 (8.1)
キーカードという単語はアクションだけのものになるよう修正 (8.1)
9.1.8. ルール外変更点¶
ルール本体に直接関係しない部分について、以下の変更を実施しました。
コアルールの章を後ろに配置し、最初から読めばルール全体が理解できる章構成に変更
新たにフレームの章を設け、フォーマットや章内にアクションリストなどを含む構成に変更
HTML版のアクションリストで、フレーム依存のアクションも表示されるよう修正
各アクション、キャラクター、フォグの導入バージョンなど、細かな情報を記載
PDF版に索引を追加
PDF版の表紙を、新ロゴをあしらった新デザインに変更
アクションなどのyaml定義に対してjsonスキーマを作成
変更履歴を公式ルール内に記載
中綴じ印刷用のPDFを追加
対戦レギュレーションを第2章に移動し、ルール全体の流れを整理 (8.1)
切札リストにイラストを追加 (8.1)