2. 対戦レギュレーション

2.1. 対戦レギュレーションとは

BlackPoker では、ゲームを始める前に「どのようなルールで遊ぶか」をプレイヤー同士で決める必要があります。

この事前に決めるルールの組み合わせを 対戦レギュレーション と呼びます。

BlackPoker は、標準的なトランプだけを使って遊ぶゲームです。 カードは同じでも、ルール(対戦レギュレーション)を変えることで、 初心者から上級者まで、さまざまなプレイヤーが自分に合った難易度・遊び方で楽しめるようになっています。

この章では、対戦レギュレーションの構成や決め方について説明します。

2.2. 定義項目

対戦レギュレーションは、次の2つの要素を組み合わせて構成されます。

フォーマット

プレイヤーの熟練度に応じて、使える行動(アクション)や登場キャラクターなどを制限した難易度の設定です。

たとえば「ライト」は初心者向けに覚える行動を最小限に絞ったフォーマット、 「スタンダード」は基本的な要素を一通り含んだ標準的なフォーマットです。

カードゲームでいう「カードプール」(どのカードを使ってよいか)に近い考え方です。

詳しくは 5 フォーマット を参照してください。

フレーム

デッキの構成やカードの初期配置、場の使い方などを定めた、遊び方のパターンです。

たとえば「エントリー20」は、決められた20枚のカードを使って手軽に遊べる入門向けフレームです。 一方「パック」や「ストラテジー」では、構築や初期戦略の自由度が高く、プレイヤーの個性がより強く表れます。

フォーマットは「どのくらい覚えるか」で選び、 フレームは「どのように遊びたいか」で選ぶイメージです。

詳しくは 6 フレーム を参照してください。

2.2.1. 対戦レギュレーションの表記

対戦レギュレーションは、 フォーマット + フレーム の形式で表記します。

フォーマット+フレーム

たとえば、次のように記述されます。

ライト+エントリー

これは「ライトフォーマットで、エントリーフレームを使用して対戦する」ことを意味します。

2.3. 対戦レギュレーションの決め方

以下の手順で、プレイヤー同士が合意して対戦レギュレーションを決めてください。

一部の組み合わせは公式に対応していないため、必ず以下の手順に従って選択してください。

  1. フォーマットを決める

    「ライト」「スタンダード」「プロ」などのフォーマットから選びます。

    フォーマットが変わると、使用可能なアクションの種類や難易度が大きく変わります。 プレイヤーの経験や慣れ具合をもとに、無理のないフォーマットを選びましょう。

  2. フレームを決める

    フォーマットを決めたら、次に使用するフレームを選びます。

    各フレームが対応しているフォーマットの一覧は以下の表をご覧ください。 「◯」と表記されている組み合わせが選択可能です。

    Table 2.1 フレーム対応一覧

    【フレーム】

    ライト

    スタンダード

    プロ

    マスター

    エントリー20

    x

    x

    x

    パック

    x

    レアパック

    x

    ストラテジー

    x

    x

    エクストラ

    x

    x

    x

補足: 初めての方には「ライト+エントリー20」がおすすめです。 決められた20枚のカードを使って、最も手軽にBlackPokerを体験できます。


このあと、 フォーマットやフレームに関係なく適用される「共通ルール」 を説明します。 まずは次の 3 共通ルール を読み進めてください。

フォーマットやフレームの詳細を知りたい方は、 3 共通ルール を読んだあとに 5 フォーマット および 6 フレーム を参照するのがおすすめです。