第9.0版 変更履歴¶
注釈
本文は、第8.2版 PDF と第9.0版 PDF の本文・目次・付録構成を比較して整理したものです。
第9.0版 PDF の末尾にすでに収録されている 変更履歴 と あとがき は今回の比較対象から外し、
主に本文・付録 A〜C の差分を対象にしています。
プレイヤーが旧版感覚のまま誤認しやすい箇所を優先して、実戦向けに細かく整理しています。
文書構成の変更¶
付録構成が再編されました。
旧版は
付録の中にアクションリストとガイドラインを持つ構成でした。第9.0版では
付録 A: PDF版ルール・リスト、付録 B: 周年大会記録、付録 C: ガイドラインの構成になりました。付録 AにPDF版ルールとエクストラリストが追加されました。
付録 CにBlackPoker対戦進行上のショートカット指針が追加されました。実戦での省略進行、反応がない場合の扱い、アタック進行のまとめ方、エンド→チャージ→ドローの受け渡し例が追加されています。
第9版では本文側に
パスが定義されたため、この付録も旧版より読みやすくなっています。
第3章
基礎概念の見出し構成が整理されました。旧:
3.10.2 この後の読み方、3.10.3 スクリプト新:
3.10.2 スクリプト旧
この後の読み方の内容そのものは残っていますが、独立見出しではなくなりました。
第4章
共通ルール: コンポーネントが増補されました。4.1.3.1 例:一般兵(キャラクター)が追加されました。4.1.4.1 補足:スクリプト一覧のない種別と4.1.4.1.1 共通原則が追加されました。旧
4.2.4 キャラクターの注意点は見出しとしてはなくなり、代わりに4.5 よくある質問が追加されました。
第5章
共通ルール: アクションが整理・増補されました。5.1.1 トリガー, スピード, タイミングの表記が追加されました。5.4 アクションの解決が通常の場合と即時の場合に分かれました。5.7 よくある質問が追加されました。
第6章
共通ルール: その他に6.6 よくある質問が追加されました。第9章
コアルールの基礎概念にパスが独立項目として追加されました。能力の適応順は能力の適用順に表記修正されました。
対戦レギュレーション・入門導線の変更¶
初心者向け入門フレームが
ライト + エントリー20からライト + エントリー16に変更されました。フレーム対応表が変更されました。
旧
エントリー20はライト専用でした。新
エントリー16もライト専用です。旧版では
パックはライト非対応でしたが、第9版ではパックがライト対応になりました。
初心者向け推奨文も更新されました。
旧:
ライト + エントリー20新:
ライト + エントリー16
フレーム定義の変更¶
エントリー¶
入門フレームが
エントリー20からエントリー16に変更されました。旧デッキ条件: 次のカードのみで構成された20枚
♠A, 2, 3, 4, 5♡A, 8, 9, 10, J♢A, 3, 7, 10, Q♣A, 5, 6, 10, K
新デッキ条件: 次のカードのみで構成された16枚
♠A, 2, 3, K♡4, 7, J, Q♢5, 8, 10, Q♣A, 6, 9, K
第9版で入門戦をする場合、旧
エントリー20前提の配布物・説明はそのままでは使えません。初心者向け体験会や動画説明を作る場合は、使用カード一覧を必ず差し替えてください。
共通ルールの変更¶
プリセット配置¶
3.9.1 共通手順:プリセット配置に、兵士プリセット失敗時の再処理が明文化されました。ライフ上から防壁を出したあと、兵士として出したカードがそのフォーマット・フレームで兵士として定義されていない場合、そのカードを表向きで墓地に置きます。
その後、ライフの一番上から1枚取り直して兵士として出し、適格になるまで繰り返します。
この処理でライフがなくなった場合は敗北することが明記されました。
旧版でも運用で近い判断はできましたが、第9版では手順として明示されました。
Joker など兵士不適格カードを含むフレームでは、ゲーム開始時の処理認識を必ず揃えてください。
ドロー¶
ドローの効果が変わりました。旧:
1枚引き、必要であればさらに1枚引く。新:
2枚引く。ただしライフが2以下の場合は1枚引く。
第9版では通常時の手札回転が旧版より明確に速くなります。
旧版感覚で
まず1枚、その後必要ならもう1枚と進めないよう注意してください。
攻撃・防御ラベル¶
アタックとブロックが参照するラベル名が変更されました。旧:
<アタッカー>/<ブロッカー>新:
<攻撃>/<防御>
参照先ラベルが変わっただけなので、役割そのものは読み替えで追えます。
旧版のサマリー、早見表、口頭説明で
アタッカー持ちブロッカー持ちと言っている箇所は修正してください。
パス¶
パスが本文用語として独立して定義されました。チャンスを持つプレイヤーがアクションをリクエストしないことを
パスとします。全員が連続してパスすると、ステージ上のリクエストの解決へ進みます。
第9版ではショートカット進行を説明しやすくなっています。
実戦では
何も言わなければそのチャンスをパスしたという理解を、付録Cのショートカット指針と合わせて共有してください。
FAQで明文化された点¶
対象項目があるアクションは、適法な対象を指定できなければ起こせないことが明文化されました。アクションを対象とするアクションは、自分自身を対象にできないことが明文化されました。
アクションリスト・用語体系の変更¶
@ 記法の追加¶
アクションリストに
@記法が追加されました。例:
@直接-通常-メインこれにより、旧版では本文で別々に確認していた
トリガースピードタイミングを一覧上で読みやすくなりました。
魔法分類の再編¶
魔法分類が、旧
速攻魔法/通常魔法から、基礎魔法/中級魔法/上級魔法に再編されました。第9版の主な分類は次の通りです。
基礎魔法アップダウンツイストカウンター
中級魔法防壁破壊投擲死の槍防壁補充リアニメイトハンデスキル再会停戦対象変更サーチリバース帰還
上級魔法剣の雨フォース徴募奇襲B・JR・S・F
旧版では
キルや再会などを速攻魔法の並びで見ていた人は、第9版では中級魔法を確認してください。旧
通常魔法のすべてが中級魔法に残ったわけではなく、剣の雨などは上級魔法へ移っています。
レアカード操作・切札操作の変更¶
罠カウンター¶
罠カウンターが即時化されました。第9版の表記は
@直接-即時-クイックです。補足でも
罠カウンターをカウンターできていたので v9.0 で即時化と説明されています。
旧版感覚で
罠カウンターにさらに対応する前提で進めないようにしてください。
エクストラ全体の傾向¶
第9版エクストラは、旧版より
相手ターン中の差し込みとクイック展開が強くなっています。とくに追加された新規行動は次の通りです。
クイック兵士召喚♠クイック兵士召喚♡クイック兵士召喚♢クイック兵士召喚♣クイック防壁設置クイック威圧クイック策士召喚カウンター策士召喚反撃
旧版の
表切札の能力だけ見ていればよい感覚では受け漏らしやすくなっています。相手の表切札を見たら、その切札に紐づくクイック行動が増えていないかを必ず確認してください。
スペード系の変更¶
♠2 スラッシュ¶
クイック兵士召喚♠が新規追加されました。スラッシュ自体も第9版補足でコスト軽減と説明されています。表切札が
スラッシュの相手は、除去だけでなくクイック展開もある前提で見る必要があります。
♠4 威圧¶
クイック威圧が新規追加されました。旧版では主にメインの一掃札として見ていた相手に対し、第9版では相手ターン中の一掃も警戒が必要です。
♠5 蘇生¶
蘇生対象が広がりました。
旧:
自分の墓地にある♠2〜10のカードを1枚選ぶ新:
自分の墓地にある♠のカードを1枚選ぶ
第9版では A/J/Q/K を含む♠も蘇生対象になります。
旧版より高位札の再利用まで視野に入れてください。
♠J リアニメーター¶
リアニメーターリアニメイトが転生召喚に名称変更されました。効果参照先は引き続き
リアニメイトです。主眼は名称整理ですが、旧名で覚えていると対戦中に引っかかりやすいので読み替えが必要です。
ハート系の変更¶
♡3 激励 → ♡3 誘惑¶
表切札名が
激励から誘惑に変更されました。兵士起因アクションの役割も変わりました。
旧
激励: 兵士のサイズ上昇系新
誘惑:対象の兵士をオーナー手札に戻す
第9版では、旧版の強化札ではなく、バウンス札として扱ってください。
クイック兵士召喚♡も新規追加されました。
♡5 追撃¶
追撃の性格が変わりました。
旧:
コスト BDDがあり、さらに1ターンに1回までの制限がありました。新: その代わりに
効果の最後に自分の切札にある♡5を裏向きにするが追加されました。
効果本体は引き続き
兵士を全てチャージしてアタックをリクエストですが、第9版では使ったら閉じる押し込み札として読む方が実戦感覚に近いです。
♡8 救済¶
起動しやすくなりました。
旧:
メイン/コスト B新:
クイック/ コスト記載なし
効果そのものは引き続き
キーカード数字以上の兵士をライフ上へ戻すです。第9版では相手ターン中の退避・切り返しまで考慮してください。
♡J チャリオット → ♡J 破砕士¶
名称が次のように一括変更されました。
チャリオット→破砕士チャリオット召喚→破砕士召喚クイックチャリオット召喚→クイック破砕士召喚チャリオット防壁破壊→粉砕チャリオット再生→破砕士再生
効果の参照先は引き続き
防壁破壊系です。主には名称整理ですが、旧称のままだと第9版のリスト検索で見落としやすいです。
ダイヤ系の変更¶
♢A 防壁追加¶
起動条件が緩和されました。
旧:
自分の表切札に「防壁追加」があるかつ相手の防壁数が自分以上かつ1ターンに1回まで新:
自分の表切札に「防壁追加」があるかつ1ターンに1回まで
クイック防壁設置が新規追加されました。第9版では、防壁枚数で劣っていなくても追加防壁を置けます。
♢3 交渉¶
クイック兵士召喚♢が新規追加されました。旧版ではドライブ干渉札として見る場面が多かったですが、第9版ではクイック展開元としても見てください。
♢4 相殺¶
使用条件が緩和されました。
旧:
対象リクエストのキーカード数字合計が5以上の場合のみ有効新: 上記条件が削除
第9版では小さい数字のリクエストにも相殺できます。
旧版感覚で
小さい札だから通ると判断しないように注意してください。
♢5 喪失¶
関連アクションが大きく変わりました。
旧関連アクション:
疲弊新関連アクション:
虚脱
疲弊は、エンド時に喪失を裏切札にするか、2点ダメージを受ける誘発型でした。虚脱は、♢A〜Kをキーカードにしてドライブ状態のキャラクター1体を墓地に移すクイック除去です。第9版の切札説明側でも
疲弊アクションの廃止が明記されています。
♢8 修繕¶
対象条件と素材条件が緩和されました。
旧対象:
自分の場にいる♢2〜10のカードを含んだ兵士1体新対象:
自分の場にいる兵士1体旧素材:
自分の墓地から♢J〜Kを1枚選ぶ新素材:
対象とした兵士と同じスートのカードを自分の墓地から1枚選ぶ
旧版のダイヤ専用に近い修復札から、同スート兵士全般の装備支援札へ広がりました。
♢J 策士¶
策士召喚にドローが追加されました。新:
キーカードと切札の♢Jをあわせて策士として場に出すの後、ライフの一番上から1枚引いて手札に加える
旧
クイック策士召喚が持っていたカウンター型の内容は、第9版でカウンター策士召喚に名称変更されました。そのうえで、第9版では新しく
クイック策士召喚が追加され、通常の策士召喚をクイックで行う札になりました。第9版では策士まわりを次の3つで区別する必要があります。
策士召喚: メイン召喚 + 1ドロークイック策士召喚: 通常の策士召喚参照カウンター策士召喚: 旧クイック策士召喚のカウンター型
クラブ系の変更¶
♣4 スイッチ¶
クイック兵士召喚♣が新規追加されました。
♣7 手札補充¶
ドロー条件が緩和されました。
旧:
手札2枚以下なら2枚、3枚なら1枚新:
ライフの一番上からカードを2枚引く
第9版では常に2枚補充できます。
旧版より終盤でも安定して手札を戻しやすくなっています。
♣8 リセット¶
性質が大きく変わりました。
旧:
通常/メイン/キーカード条件 ♣A〜K/コスト L新:
即時/クイック/キーカード条件なし/コスト L
効果も追加されています。
旧:
全ての防壁と兵士を墓地に移す、全ての切札を裏切札にする新: 上記に加えて
対戦相手は手札を2枚捨ててもよい。2枚捨てた場合、あなたの裏切札にある♣8を墓地に移す
第9版では
相手ターンに差し込める全体リセットになった一方、相手に軽減手段も増えています。
♣9 要塞¶
反撃が新規追加されました。誘発条件: 自分の表切札に
要塞があり、自分の防壁がダメージ判定にてブロッカーとして墓地に移った時効果: アタッカーのオーナーに2点ダメージ
第9版では
防壁を割れば安全ではなくなりました。要塞が見えている相手に対しては、防壁突破そのものが反撃ダメージのリスクになります。
プレイヤー向け確認チェックリスト¶
入門戦では
エントリー20ではなくエントリー16を使う。ライトでも
パックを選べることを共有する。ドローは基本2枚、ライフ2以下だけ1枚。<アタッカー>/<ブロッカー>を<攻撃>/<防御>に読み替える。アクションリストの
@直接-通常-メイン記法に慣れる。速攻魔法/通常魔法ではなく、基礎魔法/中級魔法/上級魔法を見る。パスが本文用語として明文化された前提で進行認識を合わせる。罠カウンターは即時化されている前提で扱う。エクストラでは切札の調整が入っているため、旧版の感覚で使わないように注意する。