5. 対戦レギュレーション

5.1. 対戦レギュレーションとは

対戦レギュレーションとは、 BlackPokerで対戦する前にプレイヤー間で決定する 規則のことです。

BlackPokerはトランプだけで遊べるため、 対戦する前にプレイヤー間でルールのすり合わせをする必要があります。

5.2. 定義項目

対戦レギュレーションは次の各項目を決めることで決定します。

フォーマット

使用するフォーマット。詳しくは 4 フォーマット 参照

フレーム

デッキの構成方法、マッチ形式。

オプション

フレームとフォーマットで規定されていないルールを追加。複数指定することが出来ます。

5.2.1. 対戦レギュレーションの表記

対戦レギュレーションは次のように表記します。

フォーマット+フレーム+オプション

例えば、次のように表記します。

マスター+ランダムハーフ+プリセット2

オプションは複数指定することが出来ます。 指定した例は次のようになります。

マスター+ランダム40+プリセット2+パック

5.2.2. 対戦(マッチ)とゲーム(試合)

対戦(マッチ)とゲーム(試合)について説明します。

対戦(マッチ)

プレイヤー間の一連のゲーム(試合)で構成される対戦全体を指します。

ゲーム(試合)

対戦の中で行われる個々の勝負のことを示します。各ゲームは対戦の結果に貢献し、ゲームの集合体が最終的に対戦の勝者を決定します。

例えば、3回中2回先に勝った方を勝者とする場合、これ全体を対戦(マッチ)と呼び、個々の回をゲームと呼びます。

5.3. フレーム定義

公式として次のフレームを定義しています。(Table 5.1)

Table 5.1 フレーム一覧

フレーム

構築タイプ

マッチ形式

デッキ構成方法

デッキ1

デッキ2

エントリー

固定

1デッキマッチ

♠A2345 ♡A8910J ♢A3710Q ♣A5610K Jokerの21枚

21枚

x

ランダム40

ランダム

1デッキマッチ

54枚からランダムに14枚のカードを抜く

40枚

x

ランダムハーフ

ランダム

3デッキマッチ

54枚をランダムに2つに分ける(27枚ずつでなくてもよい)

n枚

(54-n)枚

構築ハーフ

構築

3デッキマッチ

54枚で2つのデッキを作る(カードを抜いてもよい)

n枚

(54-n)枚以下

構築40

構築

1デッキマッチ

54枚から14枚以上のカードを抜く

40枚以下

x

レギュラー

構築

1デッキマッチ

54枚からカードを抜いてもよい

54枚以下

x

フル

固定

1デッキマッチ

54枚すべて

54枚

x

5.3.1. マッチ形式

1デッキマッチ
  • 各プレイヤーが1つのデッキを使って1ゲームを行い勝ったプレイヤーのマッチ勝利とする対戦形式

2デッキマッチ
  • 各プレイヤーが2つのデッキを使い、最大3ゲームを行って2ゲームに勝ったプレイヤーの対戦勝利とする対戦形式

  • 各プレイヤーはゲームで使用するデッキを選択してよい

  • ただし、一度ゲームに勝ったデッキはそれ以降使用できない

  • デッキは非公開(自分のデッキも見ることができない)とする

  • ただし、ゲーム終了直後のみ、そのゲームで使用したデッキは個人公開(自分だけ見てよい)となる

2デッキマッチの手順
  • 2デッキマッチのゲームの進め方と対戦勝敗を決める手順

  • 各プレイヤーは使用するデッキを選び、使用しないデッキを左上に裏向き横向きに置く

  • 1ゲーム目を行う

  • 1ゲーム目が終わったら一時的に1ゲーム目で使用した自分のデッキを見てよい(個人公開)

  • 1ゲーム目で勝ったプレイヤーは1ゲーム目で使用したデッキを左上に表向き横向きに置く

  • 1ゲーム目で勝ったプレイヤーは2ゲーム目以降はもう1つのデッキを使用する

  • 1ゲーム目で負けたプレイヤーは2ゲーム目で使用するデッキを選び、使用しないデッキを左上に裏向き横向きに置く

  • 2ゲーム目を行う

  • 1ゲーム目に勝ったプレイヤーが勝った場合は、そのプレイヤーの対戦勝利とする

  • 1ゲーム目に勝ったプレイヤーが負けた場合は、3ゲーム目を行う

  • 3ゲーム目を行う前に一時的に2ゲーム目で使用した自分のデッキを見てよい(個人公開)

  • 両プレイヤーはゲームに勝ったことのないデッキを使用して3ゲーム目を行う

  • 使用しないデッキを左上に表向き横向きに置く

  • 2ゲーム勝ったプレイヤーの対戦勝利とする

5.4. オプション定義

公式として次のオプションを定義しています。

5.4.1. プリセット2

各プレイヤーがゲーム開始時(切札配置後)にデッキからランダムにキャラクター2体を場に出すオプションルール

切札配置後のデッキをシャッフルし上から1枚を防壁、次の1枚を兵士として場に出す

5.4.2. プリセット4

各プレイヤーがゲーム開始時(切札配置後)にデッキからランダムにキャラクター4体を場に出すオプションルール

切札配置後のデッキをシャッフルし上から2枚を防壁、次の2枚を兵士として場に出す

5.4.3. パック

ゲーム開始前にデッキに入らなかったカードをパックとして扱い、利用するオプションルール

パックはゲーム開始前に裏向きにして場の外に置く。

「パック開封」アクションの追加

【パック開封】<速攻魔法> @クイック

※プレイヤーは1ゲームに1回しかこのアクションを起こすことができない。

(即時効果)

  1. パックの中から好きなカードを1枚選び対戦相手に見せ手札に加える。

  2. パックを表向きにする。

注)キーカードなし、コストなしのアクション

5.5. 対戦レギュレーションの決め方

対戦レギュレーションを決定する手順を記載します。

公式では対応していない組み合わせが存在するため、手順に従って対戦レギュレーションを決定してください。

  1. フォーマットの決定

    「ライト」「スタンダード」などフォーマットを決めます。

  2. フレームの決定

    手順1で選択したフォーマットをもとに次のフレーム対応一覧より、フレームを決めます。

    「◯」と表記されている組み合わせが選択出来ます。(Table 5.2)

    Table 5.2 フレーム対応一覧

    【フレーム】

    ライト

    スタンダード

    プロ

    マスター

    エクストラ

    エントリー

    x

    ランダム40

    x

    ランダムハーフ

    x

    構築ハーフ

    x

    構築40

    x

    レギュラー

    フル

  3. オプションの選択

    手順1,2で決定したフォーマット、フレームをもとに次のオプション対応一覧より、オプションを決めます。

    フォーマット、フレームの両方で「◯」と表記されている組み合わせが選択出来ます。(Table 5.3)

    条件を満たせば複数のオプションを選択することも可能です。また、オプションは選択しなくても構いません。

    Table 5.3 オプション対応一覧

    プリセット2

    プリセット4

    パック

    【フォーマット】

    ライト

    x

    x

    スタンダード

    プロ

    マスター

    エクストラ

    x

    【フレーム】

    エントリー

    x

    x

    ランダム40

    ランダムハーフ

    x

    x

    構築ハーフ

    x

    x

    構築40

    レギュラー

    x

    フル

    x

注釈

対戦レギュレーション決定例

  1. フォーマットを「スタンダード」に決めたとします。

  2. Table 5.2 より「スタンダード」で選択できるフォーマットを選びます。今回は「ランダムハーフ」を選択します。

  3. Table 5.3 よりフォーマット「スタンダード」、フレーム「ランダムハーフ」として両方が◯となる列を確認します。すると「プリセット2」の列が該当しました。今回は「プリセット2」を選択します。

  4. これまでの選択より対戦レギュレーションは「スタンダード+ランダムハーフ+プリセット2」となります。